目指すは、人と猫がお互いに心地よい空間!


#12へ続く
ネコ立入禁止区域をつくってみる。
猫アレルギーの予防対策として、マスクの次に頭に思い浮かんだのは、
寝室に猫を入れなければ、なんとかなるんじゃないかという考えでした。
そうすれば、少なくとも寝ている間はマスクを外すことができるので、安心です。
幸い、日中は仕事で家を留守にしているので、
朝晩、猫とふれあい時間帯だけマスクをして過ごすのは、そう難しいことではないと考えました。
当時わたしが住んでいた物件は、決して広いとは言えない住まいでしたが、
一人暮らしとしては、比較的空間に恵まれた物件でしたし、
工夫すれば寝室を分けることができる間取りでした。
とはいえ、広くはない家をさらに仕切るわけですから、
外で過ごしていた、はんぞうさんには狭くて退屈な空間となってしまいます。
そこで、少しでも猫が心地よいと思える空間にしようと、自分なりに工夫をしてみました。
では、猫が心地よい空間とはどんな空間でしょうか?
例を挙げていきましょう。
猫が好きな場所ってどんなところ?

猫が好む環境の条件
快適な温度/湿度
砂漠地帯出身の猫は、比較的暑さに強い生物であると言われています。
また、同じ理由から湿度の高い環境を苦手とします。
しかし、暑さに強いからといって、近年の日本の夏のように35度を超えるような日に、
室内に閉じ込めてしまうと、猫も熱中症になってしまいます。
冬は、日差しがあたる日中は問題なくとも、朝晩冷え込む場合は、
子猫や高齢猫は体力を奪われ命に関わる可能性もあります。
人間同様極端な温度変化は猫に負担を与えてしまいますので、
適宜エアコンなどで温湿度をコントロールすることをおすすめします。
猫にとって快適な 温度:20〜28℃ / 湿度:50〜60% を目指そう!
日当たりがいい

猫といえば日向ぼっこが好きというイメージがあると思いますが、
猫の祖先も、日光浴で体温を上げ体力を温存していたと言われています。
猫の本能で暖かい場所を好んでいるんですね。また、日向ぼっこには、
猫の魅力でもある被毛を紫外線で消毒しする効果も期待できます。
日向ぼっこで、心身ともに健康ニャンコに!
外が見える

天性のハンターである猫は、飼い猫であっても、狩りの本能が消えることがありません。
飼い主さんが留守の間は、どうしても刺激が少なくなってしまいますので、窓の外を飛ぶ鳥や虫を見ることができると、猫にとっても程よい刺激となるでしょう。
我が家の猫たちも外を見るのが大好きで、食い入るように風景を眺めていることがあり、小さな虫が飛んでいるだけで大興奮しています。
窓辺に、ベッドやハンモック、ブランケットなど猫のお気に入りのグッズを置いて、猫の居場所を作ってあげるといいでしょう。
猫の本能を刺激する!窓辺で過ごす時間。
安心できる
猫の祖先は、木の上で休憩をし、敵の襲来から身を守っていました。
そのため、現代の猫ちゃんも高いところが大好きです。特に運動神経の良い活発な子ほど、高いところに登って行きます。
高いところで猫が休める場所を作ってあげたり、ジャンプが苦手な子や臆病な子には、無理のない高さの場所に少し身を隠せる場所を作ってあげると、喜んで使ってくれるでしょう。
猫ちゃんの性格や、多頭飼いの場合は猫ちゃんたちの相性や関係性によって、好む場所が変わってきます。
普段の猫ちゃんの行動から、猫ちゃんの好みを掴みましょう!
好みは、猫それぞれ。その子にぴったりなお気に入りの場所をつくってあげよう!
猫立ち入り禁止区域‥、危うし。

広いお風呂なら‥、いいかも。
猫アレルギーにとって、マスク以上の最終兵器になるはずの「猫立ち位置禁止区域」ですが、一夜にして風前の灯火となってしまいました。
「開けろ」と猛攻を仕掛けてくるはんぞうさんですが、それが毎晩続くのですっかり参ってしまいました。
電気を消すと、さらにその激しさが増していきます。
いたずらを仕掛けているようには思えず、細い身体のどこにそんな力があるのかと不思議になるほどの強さで、何かを訴えているようになくのです。
一体、彼は何を訴えようとしているのでしょうか‥‥。

以上、
「#11 猫が好む場所とは 〜人と猫が暮らしやすい空間づくり」でした。
おそまつさまでした。
お付き合いいただきありがとうございます!
#12 へ続きます!
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#10 あきらめるのはまだ早い?!猫アレルギーでも猫は飼える!その極意とは。
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