子猫に名前をつけよう



事前にイメージ検索してれば‥
#21へつづく
苦手な名付け‥
以前も書きましたが、わたしは名前をつけるのが苦手です‥。
必要以上にプレッシャーを感じてしまうのです。
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#9 猫に名前をつける 〜外にいた猫といっしょに暮らすための、あれや、これ。(その3)
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その子の一生を通じて使う「名前」。
前回のはんぞうさんの時もなかなか決められませんでしたが、はんぞうさんの場合は高齢の猫でしたので子猫に比べてつけた名前を使う時間が短くなります。
さらに元の飼い主さんからつけてもらった名前があったはずだったので、わたしがつけた名前は「はんぞう(仮)」といったところで、「本当は違う名前なんだろうけど‥」と心の中では命名した名前に対してどこか逃げ腰になっていました。
しかし、今回は違います。
きっとはんぞうさんよりも長い時間使う事になる名前。
当然、子猫の飼い主は私しかいない。
今になって振り返ってみると、もっと自由に好きなように名前つければいいのに、と苦笑してしまうほど、当時のわたしは名前をつけるという作業を苦痛に感じていたのでした。
名付けのド定番、その猫のビジュアルから考える。

そうはいっても、そのまま名前をつけない状態ではいられません。
2度目の予防接種は自分で動物病院に連れていかなければならないので、それまでには名前を決めなければなりません。
第一、早い段階で名前で呼びかけてあげないと、自分の名前というものを認識できないままになってしまいそうなので絶対に避けたいところです。
そして、わたしにとっても名前をつけるということは、お迎えした新しいゲストという感覚から一歩踏み込み、何があっても最後まで飼い続けるという覚悟を決める通過儀礼としての意味合いもありました。
焦る気持ちをおさえ、とにかく余計なことは考えず「三毛猫だからミケ」「白猫だからシロ」といったように猫のビジュアルから名前をつけるド定番に焦点を絞ることにしてみました。
神降臨
白黒といえば‥ というように、可能な限り白黒ビジュアルの生き物やモノを思い浮かべると‥
みんなのアイドル、パンダ。
配色がそっくり、ペンギン。
海のギャング、シャチ。
いろいろと浮かんできます。
そして、その最後に、もやもやとしたイメージながらも「パトカー」が浮かんできました。
その瞬間、視界が晴れて天から光がさしたように感じました(大げさ)
パトカー‥?
パトカー‥?!!!
パトカーって、ハチワレ柄だよ!!!(違う)
名前入りの診察券
名前が決まると、こころが軽くなって、早く行きつけの病院に連れて行って予防接種をしてもらおうという気持ちになりました。
病院の先生には、はんぞうさんが虹を渡り葬儀を終えたことをお伝えしたきりになっていました。新しい子を連れていくことで、あの時ご尽力いただいたお礼と、今後のご挨拶もできると思いました。
早速、はんぞうさんの使っていたキャリーバッグに子猫を入れ、動物病院へ向かいました。
健康診断と予防接種を受け、「パト」と名前が入った診察券を受け取ると、しみじみとうちの子なんだという実感が沸きました。「我ながらいい名前をつけられたんじゃないかな〜」得意満面の帰宅となったのです。
痛恨のミス発覚

しかし、その完璧と思っていた名前に、暗雲が立ち込めたのは次の日でした。
偶然、本物のパトカーが視界を通り過ぎた時に気づいてしまったのです。
ん?
パトカーって、あんな感じだったっけ‥

パトカーの配色は、上が白&下が黒。
ハチワレ猫の配色は、上が黒&下が白。
思い込みというのは恐ろしいです。私の頭の中ではパトカーの配色はハチワレ猫と一緒だと思い込んでいたため、勘違いに気づきもしませんでした。
気づいた瞬間、自分の記憶のイメージがいかにあやふやなのかを思い知り、落胆しました。
診察券をもらう前に気づいていたら、名前を変更していたかもしれません。昨日つくってもらった診察券なのに、今日名前を変えたとは言えません。
とはいえ、わたしの勘違いではあったものの、「パト」という名前の響きはとても気に入っていたので名前を変えることなく使っていくことに決めました。
未だに、パトカーを見ると自分の痛恨のミスを思い出すのですが、わたしの脳内ではパトカーの配色を、勝手に白黒逆のハチワレ猫仕様に変換して見ているので「今日もパトちゃんが走っているわ」と微笑ましく感じてしまうのでした。
以上、
「#20 名付けのプレッシャー 」でした。
おそまつさまでした。
お付き合いいただきありがとうございます!
#21へ続きます!
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#19 子猫の寝床を勝ち取れ!
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