だって猫が好きだから。


#11へ続く
工夫で乗り切れることも、ある。
シャンプーを無事に終えたら、まずは、室内で暮らす支度の第一歩。
普通でしたらこのまま共同生活に入れる状態と言えるでしょう。
しかしわたしの場合は、最大の難問、「猫アレルギー」をどうするかという問題が残っていました。
でも、わたしには、一つだけ確かな秘策があったのです。
それは‥‥
「マスクを着用する」
という実に‥ シンプルな策でした。
工夫できること
工夫できることは、大きく分けて2種類あります。
ひとつ目は、「人が工夫すること」
ふたつ目は、「猫に協力してもらうこと」
です。
項目ごとに箇条書きにするとしたのようになります。
人が工夫すること
- マスクを着用する
- 掃除と換気をこまめにする
- 洗濯をこまめにする
猫に協力してもらうこと
- 猫をシャンプーする(猫の身体を拭く)
実は、秘策と言えるほどの工夫ではありませんが、コロナ禍の昨今、聞き覚えのあるキーワードが並びましたね。ウィルスの予防対策はそのまま猫アレルギー予防に応用できると思います。
それでは、項目ごとに紹介していきましょう。
人が工夫すること。
その① マスクを着用する

一時期、「マスクパニック」とも言えるような、入手困難な状況でしたが、ずいぶん解消されてきたように感じます。
(2020年6月現在)
猫アレルギーに加えて、花粉症のわたしとしては、マスクは生活必需品なので常に多めにストックするようにしています。
マスクは、正しく着用していれば、猫アレルギーの予防にも効果があります。
わたしがマスクの効果を初めて実感したのは、猫を飼う前に、猫カフェに行った時のことでした。
20分程で激しいアレルギー症状に見舞われ、やむなく猫ちゃんエリア外で猫を見つめていたわたしに、猫カフェの店員さんがマスクを差し出してくれました。
ダメ元で着用してみると、症状が和らぎ呼吸が楽になりました。
マスクの偉大さに感動すら覚えた瞬間でした。
※今は、感染症予防のため、猫カフェでもマスク着用が義務化が進んでいます。
猫カフェでも効果実証!マスクで猫アレルギーを予防しよう。
その② 掃除と換気をこまめにする

とにかく掃除することをおすすめします。
簡単ですがとても大切で効果も絶大です。
掃除をした直後に、猫の毛が落ちている‥
そんな不思議な現象、猫と暮らしている方々には日常の出来事ではないでしょうか。
「猫を飼う=抜け毛との戦い」とも言えます。
(特に換毛期!)
わたしは、換毛期には 朝・晩 2回床掃除をするようにしています。
(ロボット掃除機は、手入れが面倒・猫の水入れを倒す・行方不明になる、ので今は使っていません‥。)
毛が湧き出す泉のように、信じられない程の毛が抜ける時期があります。
そのため、猫の魅力的な体毛を愛でた後は、飼い主さんも率先してブラッシングなどでお手入れをし、抜け毛を先回りして取り除いてあげましょう!
換気の面では、空気清浄機が頼もしい味方となってくれますが、フィルターのお手入れをこまめにしないと、性能を発揮してくれないので注意が必要です。
とにかく掃除をすることが大切!家電のお手入れもお忘れなく。

その③ 洗濯をこまめにする
掃除と同様に、洗濯も欠かせません。
衣類の他に、寝具やカーテンもこまめに洗濯するように心がけましょう。
猫ちゃんのお気に入りのベッドなども、洗濯できる素材であればぜひ洗ってください。
うちでは基本的に洗えるものを優先的に選ぶようにしています。
掃除同様、洗濯もこまめにしましょう!
↑ペットの毛を寄せ付けないタイプのシーツもおすすめです。

その他
その他にも、
- アレルギーの薬を服用する
- 猫と人の生活空間を分ける(特に寝室)
- ‥‥猫となるべく触れ合わない(涙)
など、アレルギーの症状に合わせた処置や、住環境の見直しなどできることが挙げられます。
猫に協力してもらうこと。
猫に協力してもらうこと、それはやはり シャンプー だと言えるでしょう。
猫アレルギーとは、猫の唾液に含まれるタンパク質成分に、人の免疫機能が過剰に反応してしまうことで起こります。猫は、体毛に付着した汚れや匂いを取り除き、狩りに備えるため、全身毛づくろいをします。
唾液が乾くことで飛散したタンパク質成分を、体内に取りこんでしまった結果、アレルギー反応が引き起こされてしまうため、
その原因物質=アレルゲンを取り除くことができれば、アレルギー症状を引き起こしにくくなります。
とはいえ、シャンプーが好きな猫は少数派ですので、シャンプーが苦手な子には、
ボディタオルや蒸しタオルで身体を拭かせてもらい、できる範囲で協力してもらいましょう。
寒い季節にも使える手段なのでおすすめします。
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#8 猫をシャンプーする 〜外にいた猫といっしょに暮らすための、あれや、これ。(その2)
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アレルギーを起こしにくい猫
上に述べたように、アレルギーの原因元が猫の毛についたアレルギー物質にあるため、「毛のない猫は、アレルギーにならない」という理屈から、毛のない猫「スフィンクス」なら猫アレルギーの心配がない、と言われています。

そして、ヒーターの熱で火傷をしてしまうんだとか‥。
「サイベリアン」は唾液に含まれるアレルギー物質が少ないため、アレルギーに優しい猫であると言えるでしょう。

(プーチンさん、うちにもサイベリアンちゃん派遣してください。)
また、「ロシアンブルー」や「ベンガル」は抜け毛が少ないため、猫アレルギーの方にも飼いやすい品種と言われています。

しかし、猫と同じ空間にい続ける以上、アレルギーにならないという保証はないため、やはり一緒に暮らすための工夫をし続ける必要があります。
ついに出た!猫アレルギーを減らすキャットフード販売開始!
大手ペットフードメーカー「ピュリナ」より、世界初、猫アレルギーを引き起こすアレルゲンを減少させることのできるキャットフードが販売開始されたとのことです!(日本ではまだ発売されていないらしい‥)
\ まってましたー! /
♪──O(≧∇≦)O──♪
わたしは、このツイートを見た瞬間「ついに来たっ!!」と叫んでしまいました‥
( ゚д゚) ガタッ
/ ヾ
__L| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
猫ちゃんの身体にどんな影響があるのか、おとなしく食べてくれるか、など未知数ではありますが、全猫アレルギー持ちの猫ラバーにとって素晴らしい朗報です。
保護猫の里親になりたいが、猫アレルギーのため断念されている方の後押しとなることを祈ります!
アレルギーには「型」がある??
アレルギーには型があり、猫と人との相性があるという、興味深い話を獣医さんから伺ったことがあります。
わたしの場合、はんぞうちゃんは、残念ながら激しいアレルギー反応が出てしまいましたが、「はんぞう」の次に飼うことになった「パト」(スコティッシュフォールド)という子は、不思議とアレルギー症状が出ませんでした。
現在はよほど体調の悪い時でない限り、自宅でマスクをすることはありません。
猫の体質や毛の質によっては、上に挙げた品種の猫以外でもアレルギー物質が飛散しにくい場合があるのかなと、素人ながらに推測しています。
相性の良い猫ちゃんを見つけるという手もあり。
猫と暮らしたい!その一心で。
わたしが猫を飼い始めたことを家族に伝えた時(事後報告)、全員が「やめとけ〜〜!」とでも言いたげな表情でした。
しかし、暮らし始めてみると、もう猫なしの生活は考えられないほど、毎日が猫色に染まっていき、(どんな色‥)
憧れだった「猫吸い」も、はんぞうちゃんの時はマスク越しで、今では直で短時間に抑えることで問題なく出来るようになりました。
とはいえ、わたしでも体調の悪い時や、掃除をサボってしまった時には、軽いアレルギー症状が出てしまします。
どうぞ、アレルギーをお持ちの方はご自身の体調をしっかりと見極めていただき、
くれぐれもご無理のないよう、ご自身のペースで猫ライフを開拓していただければと思います。


以上、
「#10 あきらめるのはまだ早い!猫アレルギーでも猫は飼える!その極意とは。」でした。
おそまつさまでした。
お付き合いいただきありがとうございます!
#11 へ続きます!
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#9 猫に名前をつける 〜外にいた猫といっしょに暮らすための、あれや、これ。(その3)
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