



猫を避けるには理由がある。
初めて「彼」を家(玄関)に招き入れた日の夜、
私は猫アレルギーの症状に打ちのめされていました。
軽い呼吸困難、咳、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ ‥‥
ここまでの典型的なアレルギー症状がお出ましになるのは久しぶりで、
改めて自分は猫アレルギーなのだと実感しました。

小児喘息だった昔
子供のころ「小児喘息には水泳がいい」という定説を信じ、
母はわたしを水泳教室に通わせました。
わたしは、正直なところ水泳が好きなわけではありませんが、
喘息の発作の苦しさから逃げたい一心で、まじめに通い続けたものです。
その後も、ミニバスケのチームに所属するなど、
わたしの人生の中で(おそらく)最も運動をしていた時期を過ごしたおかげか、
喘息の発作に苦しむことはなくなっていきました。
オリンピックメダリスト・寺川綾さんも喘息持ちだったという。(!)
スイマーの中にも、水泳を始めたきっかけは喘息治療、という方が一定数いるそうです。
ぜんそく児だった私が水泳で銅メダルを取るまで
オリンピック銅メダリスト・寺川綾さん「薬で正しく治療し、コントロールできればぜんそくはハンディではない」
猫を飼う事ができない方におすすめ 〜妄想で猫を飼う!
猫を飼うことができないわたしは、よく「猫を飼うなら‥」と題してシュミレーションをしていました。
‥‥これが、 意外に、楽しいのです。
眺めるだけでも楽しい!
素敵な猫グッズを紹介






空想の中ではアレルギーが起きることもありません。
猫にぴったりと寄り添い、添い寝をすることだってできる。
でも、現実はこっち!
たかだか30分だって、猫と同じ空間にいられない。
「やっぱり、無理なんだ‥。」
発作という現実を目の当たりにして、わたしは完全に打ちのめされてしまいました。

わたしは旅行も計画してる時が一番テンションあがります。

猫を、避けるわたし。
次の日も、「彼」は私を待っていた。
私の姿を見つけると、車の下から出てくる、そしてわたしの脛に頭をゴチン。
いつもなら、そのまま身体をなでてあげるのだが、
どうしてもそれができない。
頭だけなでて、足早にその場を去る。
ごめんね。無理なんだ。ごめんね。
そんな私の姿を目で追う「彼」背中に視線が刺さって、痛い。
猫に見つめてもらえる、それは幸せなはずなのに‥。
わたしはもう、「彼」の頭をなでてあげることすらできなくなっていました。
頭だけ撫でて、その場を立ち去るのは、なんだか卑怯なことのように感じたから。
飼ってあげることもできないくせに、
無責任
自己満足
そんな言葉が頭をよぎる。
- 撫でるとまたアレルギーが出てしまう。
- 撫でておきながら、結局自分の都合で拒否することになる。
- 拒否するような態度をとってしまい、傷つけてしまうかもしれない。
- これ以上構うと、本当に情がうつってしまう。
頭の中ではそんな考えが、ぐるぐる。
そんなわたしを、「彼」はまっすぐ見つめていました。










ごめん。。 ごめん。。。
無理なんだよ。。。。
気まずく、後ろめたい毎日に、わたしはすっかり疲れてしまいました。


以上、
「#4 猫好きなわたしが、よもや猫を避ける日が来ようとは!(見つめる猫 vs 逃げるわたし。)」でした。
おそまつさまでした。
お付き合いいただきありがとうございます!
#5 へ続きます!
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#3 うち‥‥くる?猫を家に招待しよう!
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