猫は水が嫌い?


肝が冷えるとはこのこと‥。
#24へつづく
猫は浴室が好き?
亡きはんぞうさんは、わたしがお風呂に入ると様子を見に来たまま「お付き合いしますよ」といった感じで、浴槽の縁の角に座ってお風呂タイムを一緒に過ごすことがよくありました。
スリムだけど大柄な体を器用に折りたたみ、絶妙に濡れないような体勢で寝ている姿に関心したものです。
体調が悪くなってからも、風呂桶に溜まったお水やお風呂の蛇口から水を飲むことのが好きだったため、はんぞうさんにとって「浴室」という場所が、自分にとって好ましい場所であったのではないかと思います。
パトさんはというと、うれしいことに、はんぞうさんのように入浴タイムの同伴をしてくれます。気の向いた時だけですが、湯船の蓋の上にどーんと寝そべってくつろいでくれています。
浴室は猫の好奇心を掻き立てる場所

はんぞうさん、パトさん以外にも世の中には浴室が好きという猫さんは多いように感じます。
なぜ猫は浴室が好きなのでしょう?
猫が好みそうな点をあげてみます。
・他の部屋とは異なる臭い、質感
・風呂桶、風呂椅子など他の部屋にはないグッズがある
・残り湯など普段飲んでいるお水と異なる水を飲むことができる
猫は新しいダンボールが好きですが、自分の臭いのついていないものに自分の臭いをつけて安心するという習性の裏返しとも言えます。
浴室という空間は、人間が使用するたびに洗われ換気がなされているため、猫の臭いが残ることがありません。猫は、おうちという勝手知ったる縄張りの中にある唯一の「未開の地」として、浴室を見ているのかもしれません。
体が濡れるのは嫌
残念ながら、浴室が好き=シャワーが好き とはいかないようで、はんぞうさんもパトさんも、基本的には体が濡れることを嫌います。
浴室で濡れた脚や肉球を丹念に舐めて乾かしている姿を見ると、そんなに嫌なら入らなければいいのに‥ と苦笑してしまうほど、濡れるのは嫌なご様子です。
トラウマも乗り越えるほど‥

お湯の張られた湯船に、勢いよくダイブしてしまったパトさんでしたが、それがトラウマになる様子はありませんでした。
シャワーは嫌がりますが、お湯に前脚を入れてみたり、空になった湯船の中で寝てみたり、お風呂椅子の中でくつろいだり‥と 浴室ライフを楽しんでいるようです。
生来のハンターの血が未開の地へ踏み込むフロンティアスピリットがたぎるせいなのか、ただの新しもの好きなのかはわかりませんが、猫を熱くさせるモノがソコにはある @お風呂、のようです。
以上、
「#23 猫と水 〜その2 」でした。
おそまつさまでした。
お付き合いいただきありがとうございます!
#24へ続きます!
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#22 猫と水 〜その1
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